クロスバイクとママチャリの違い解説
誰もが知っている自転車と言えば、そうです、いわゆるママチャリですね♪
前カゴのついた自転車でまたがりやすく、背筋を伸ばして乗られる自転車で、主婦も学生もおじさんも、誰にとっても実用的なシティーサイクルをよくママチャリと言います。
このページの自転車&クロスバイク話
ママチャリとクロスバイクの違い
ママチャリは重い自転車
ママチャリのギアは3段程度
シティサイクル=通称ママチャリ
メンテナンス要らずのスーパー自転車
ママチャリは一般的に前カゴやライトもついていて、チェーンはむき出しにならないようにケースに包まれています。
近年のママチャリの進化系は電動アシスト自転車で…値段を見るとちょっとびっくりします。でも、補助電池を積んだ電動アシスト自転車もママチャリ型の自転車ならではのもの。
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
蛇足ですが、 こうした電動自転車がハイブリッド自転車と呼ばれることもありますが、ハイブリッドバイク(バイク=自転車)こそ海外では日本でいうクロスバイクの事。「クロスバイク」は和製英語。
外国の人と電動ママチャリではないスリムなクロスバイクの話をする時はハイブリッドバイクの単語を使いましょう。
クロスバイクは驚くほど軽い自転車
ホームセンターなどで1万円程度で買えるシティサイクルは18~19キロの重さがあります。
「ペダルを漕いで走るだけの自転車に重さはあまり関係ないんじゃない??」 と思うかもしれませんが、大いに関係がありました。
6~8万円くらいの安い部類に入る入門者向けのクロスバイクでも、その車体の重さは11キロ前後。
重さが20キロ近いママチャリ自転車は、ハンドル部分と荷台部分を両手でつかんで腰を入れて持ち上げる必要がありますが、クロスバイクはフレーム部分を片手でつかんでそのまま「ひょい♪」っと持ち上げることができます。
クロスバイクとママチャリ、同じ自転車なので特に大きさが違うわけでもないのに、こんなに重さが異なるのはフレームの材質が違うから。それについてはクロスバイクの素材解説 ~アルミ・カーボン・クロモリ~のページで説明します。
タイヤもチューブも厚さが違う
スポーツ自転車のタイヤはとても細い
ママチャリ・シティサイクルとクロスバイクのタイヤは印象的なほど太さ(幅)が違い、クロスバイクのタイヤは3センチもない細いタイヤ。
なぜクロスバイクのタイヤが細いのかと言うと、細いタイヤの方が転がった時に抵抗が少なく、速度が出しやすいから。
タイヤの幅がママチャリとそう変わらない太さのクロスバイクももちろんクロスバイク。ロードバイク寄りかマウンテンバイク寄りの設計思想の違うタイプがあります。
車体が軽く、細いタイヤがスピードを殺さずどこまでも回ってくれる…これだけの要素だけでもママチャリとクロスバイクでは全く異次元な自転車である大きな違い。
クルマやバイクのタイヤの空気圧が2~3気圧であるのに対し、クロスバイクの細いタイヤの空気圧は7~9気圧という高圧を入れなくてはならないので、普通の自転車(ママチャリ)の空気入れでは入れられません。
クロスバイク用品かんたん検索
クロス&ロードバイク用フロアポンプ
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
空気入れのポイント
フロアポンプでお手頃価格で有名なところは以上の3メーカー。
※ 自分で探す人のための参考情報 ⇒ 1 バール (bar) = 100 キロパスカル (kPa) = 100000 Pa(十万パスカル)つまり、最大許容充墳可気圧(kpa)が700(kPa) と記載があれば7バール(bar)までしか入らない…ということです。
1 psi ≒ 6894.76 Pa…100psi は 68kPa であり、7bar 未満の最大充填能力という事 ⇒ 120psi ≒ 8.2bar・160psi ≒ 10.8bar。
人気の売れ筋アイテムはこちら
クロスバイクのタイヤのチューブとクロスバイクのタイヤへの空気の入れ方ページで解説しています。
クロスバイクは高速ギアでスイスイ
クロスバイクの変速段数はケタ違い
変速…つまりギアですが、シティサイクルの場合3段くらいのギアチェンジができる自転車が一般的なママチャリ。
クロスバイクになると24段変速とか…比べ物にならない数のシフトチェンジが可能です。
例えば急な坂道。
車輪が付いた20キロの物体(=ママチャリ)を降りて押して登っていくのと、平坦な道で「チェーン、もしかして外れちゃった?」と感じてしまうくらい軽いギアを利用して遅くても漕ぎながら登っていく状況は、どちらの方が早く楽に登れるでしょうか?
押して歩かなくては登れない坂も座ったまま登っていけるのは、マウンテンバイク系のギア比を備えたクロスバイクの特徴。
また、ママチャリの最高ギアの3段を全力で漕ぐのと、クロスバイクの中間ギアで全力で漕ぐのはどちらが速度が出るでしょうか?あるいはクロスバイクの最高ギアをのんびり漕ぐのは速度的に遅いでしょうか?
もちろんクロスバイクが全ての面において圧倒的に勝ります。実際にクロスバイクに触れてみると次元の違いを感じることができます。
「使える選択肢」が広いということは、平坦な道を走るだけではない実用車にとって、潜在的にあらゆる面においてプラスなポイントです。クロスバイクに慣れてくるとペダルの踏み方とギアの選択で、違う走り方を選びながら走ることができるようになります。初心者向けクロスバイクの効率的なペダリングのコツページなどでも触れてます。
ママチャリとは違うクロスバイク
おしゃれでかっこいい自転車
ママチャリが駅前の駐輪場にあふれかえっているためなのかもしれませんが、クロスバイクは見た目からスポーティーな自転車。
ハンドルの形状はT字のハンドル。フラットバーハンドルとも呼ばれます。
初心者は値段・カラー・メーカーに着目して車種を絞っていく傾向があると思います。(自然な選択です)
ロードバイクとクロスバイクのどちらを選ぶか悩む時もあると思いますが、自分が好きなものでなければ100万円の自転車を買っても、愛着は薄いかもしれません。
「欲しくなった気持ち」…いくつか見えてきて選択を迷った時でも、最後までこれを忘れないようにして入手につなげると良いかもしれません。