クロスバイクのタイヤのチューブの特徴
クロスバイクやロードバイクの細い700Cのタイヤは、ママチャリで使われる英式のバルブと違うバルブのチューブであるのが一般的。
クロスバイクのタイヤは空気を高圧で入れ、保持する状態になり、バルブの形状もそれに適した形状&性能が採用されています。
それがフレンチバルブとよばれる仏式バルブで、海外では「presta valve」と表記されています。
このページの自転車&クロスバイク話
クロスバイクのタイヤは仏式バルブ
仏式バルブは高圧タイヤに使われる
ママチャリの米式ポンプは使えない
クロスバイクのタイヤはフレンチバルブ
タイヤ…路面に接するゴムのパーツ
チューブ…タイヤ内で膨らむパーツ
バルブ…空気を入れる入口のパーツ
フレンチバルブ(仏式バルブ)はこんな感じ
一般的なクロスバイクに採用されているフレンチバルブ(仏式バルブ)。
ノーマルのエスケープR2は、金色のバルブにプラスチックのカバー(キャップ)が付いていました。
クロスバイクやロードバイクが履いている仏式タイヤは、キャップを外しただけでは空気が漏れません。
先端を指でくるくる回します
ここが本来のキャップに相当する部分で、これを緩めてはじめて空気を入れたり抜いたりすることができます。
この部分をゆるめても、それだけでは空気は抜けません。
ネジ部分が先端側に寄っていった状態
タイヤの空気を抜く(入れる)時は、ネジを緩めて先端に寄った部分を押し込むことで空気が抜けます。
とても高圧なので初めて触る人には勇気のいる瞬間。
高圧の空気が一気に抜ける
「プシューーーー!!」
…というより「バシュッ!」という音と共に7、8気圧という高圧なエアーが一点から5秒ほどで一気に抜けていきます。
かなりのエアー音がして、指先は気化熱で冷たくなるほど。
…と、いった具合。( ˘ω˘ )
ただし、空気ポンプを持たずにどこかでコレをお試しすると「アウト」。( *´艸`)
『チューブ』に「バルブ」が付いています
フレンチバルブ…バルブ=チューブ
フレンチバルブのタイヤ…正確にはバルブがあるのはタイヤの中のチューブ。タイヤは外側のゴム、チューブは内側の膨らむ部分。
先端の様子を接写したところ。左の写真の状態だと、押しても引いても空気は出入りしません。
つまり、黒いプラスチックのキャップは有っても無くても空気には関係がありません。
でも、結構繊細なパーツなので、ポキっと折れないように、先端を保護するためにもキャップ(カバー)は付けておいた方がいいです。
駆け足で進む解説ページですね。(;・∀・)
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バルブ(空気注入口)には長さがあります。
タイヤを取り付けているホイールはふちが長い物(ディープリムホイール)があり、バルブが短いと注入口が短くて空気が入れられない場合があるので買う時は確認しましょう。
少し長いバルブがロングバルブと名付けられています。短いバルブのチューブは安いのでエアー注入時のみエクステンションバルブを使って消耗品であるチューブを安くする人もいます。
クロスバイクのフレンチバルブ対応エアーポンプ
米・英・仏のアダプター兼用品もアリ
普通に地面に置いて使う空気入れは携帯用の空気入れと区別するためにもフロアポンプ(Floor Pump)と呼ばれています。
海外では据え置き型の空気入れをフロアポンプと呼び、携帯用の空気入れをハンドポンプやミニポンプ、フレームポンプと呼んでいます。
フレンチバルブのエアーポンプ
クロスバイクに空気を入れるフロアポンプ
一般的な自転車・ママチャリの空気入れでおなじみのこのタイプの空気入れをフロアポンプと言います。
クロスバイクやロードレーサーのタイヤの空気を入れる時は、こうした専用の空気入れが必要になってきます。
※マウンテンバイク用を買うと高圧まで入れることができません。
なお、このフロアポンプは『SERFAS(サーファス)』という有名なスポーツ自転車パーツメーカーの 「FP-200 SE」というモデルでした。
…つまり、上のフロアポンプは間違いなくクロスバイクの空気入れとして使えるということ。
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クロス&ロードバイク用フロアポンプ
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空気入れのポイント
フロアポンプでお手頃価格で有名なところは以上の3メーカー。
※ 自分で探す人のための参考情報 ⇒ 1 バール (bar) = 100 キロパスカル (kPa) = 100000 Pa(十万パスカル)つまり、最大許容充墳可気圧(kpa)が700(kPa) と記載があれば7バール(bar)までしか入らない…ということです。
1 psi ≒ 6894.76 Pa…100psi は 68kPa であり、7bar 未満の最大充填能力という事 ⇒ 120psi ≒ 8.2bar・160psi ≒ 10.8bar。
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一般的な空気入れとの違いは…
■注入のバルブ形状が仏式バルブ対応
■高圧域まで入れることのできるポンプ
■エアープレッシャーゲージ(圧力計)があるものがある
…です。
超高圧のタイヤ=逃げたい力も大
フロアポンプが無いと翌週には空気が減っていく
ロードバイクやクロスバイクなどのスポーツタイプの自転車のタイヤは、1~2週間もすれば空気圧は半分くらいに落ちてしまいます。
そのまま乗るとタイヤがつぶれるような形となり、ちょっとした段差を越える際に「ホイールの淵(リム)にタイヤ(チューブ)が挟まれて」、すぐにタイヤがパンクします。
スネークバイト(パンク)
空気圧が低い時に段差を乗り上げた際に起こるスネークバイト。
タイヤホイールのリムのふち部分と段差の鋭角部にチューブが挟まれ、まるで蛇が噛み付いたように見えるスネークバイトと呼ばれるパンクの仕方です。
スネークバイトは空気圧が低めの時にちょっとした段差で起こります。衝撃時にサドルからお尻を上げていてもパン!…といきます。( ;∀;)
そうならないためにも、こうしたスポーツ自転車専用の空気入れフロアポンプは必ず必要になってくるメンテナンス用品。
フレンチバルブ(仏式バルブ)用の空気入れのアダプターはこのようにレバーの付いているものが普通。
これをどのように使うかはフレンチバルブタイヤの空気の入れ方ページで解説します。