クロスバイクとマウンテンバイクの違い
マウンテンバイクとクロスバイクの違いをザックリと説明します。
マウンテンバイクとクロスバイク、自転車に興味を持ち始めた人にとっては見分けがつきませんよね。
今回はマウンテンバイクとクロスバイクとの違いを観察していきましょう。
このページの自転車&クロスバイク話
マウンテンバイクとクロスバイクの違い
マウンテンバイク=MTB
MTBのギアを受け継いだクロスバイク
クロスバイクとMTBをじっくり見比べてみよう
知識の無かったころの主人公さんは、スポーツバイク専門ショップでマウンテンバイクとクロスバイクの売り場を何度も往復して、どこが違うかを見比べたりしました。
ママチャリではないちゃんとした(値段の)自転車を持ちたいと漠然と思い、スポーツタイプの自転車専門店に並んでいる自転車を眺めて、「どんな目的で走るために高級自転車を買うか」…まずそれを整理しなくてはいけないことに気が付きました。
ちなみにマウンテンバイクは下のような形の自転車です。
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
明らかにママチャリとはスタイルの異なる自転車で、ワイルドな感じですね。…さて、自転車のお話を進めます。
いきなり「クロスバイクにするかマウンテンバイクにするか」ではなく、その自分の理想の「走行スタイル」によって自然と自転車の選択が決定される…そういう流れが間違いのない選択の方法。
ここでは、二者の違いを淡々と説明するのではなく、素人状態の人が考えた流れに沿って説明していきます。
タイヤの太さや肉厚に注目して見てみる
カタチはほとんど同じなクロスバイクとマウンテンバイク。
自転車専門店で「見分け」がつけられるようになろうと思い、自転車を観察している時、一番わかりやすかった違いは「タイヤの太さ(幅)」でした。
(※タイヤが細くないクロスバイクもあります)
クロスバイク用品かんたん検索
700×28Cタイヤ
700×23Cタイヤ
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
クロスバイクの方は「人が乗っても大丈夫なのかな?」というくらい細いタイヤ(幅が2~3センチしかないので、すぐわかります)を履いているのに対し、マウンテンバイクのタイヤはガッシリしていて、肉厚。
タイヤの柄(溝=ブロックパターン)がはっきりしています。
ここで、少し考えました。「マウンテンバイク…ああ、舗装されていない道路を走る自転車だからタイヤがこうなってるんだな~。」まだ区別を付けることができない人は、まずタイヤを観察してみましょう。
逆に、駅やショッピングセンターの駐輪場でクロスバイクを探したい(見てみたい)人は、マウンテンバイクのようなカタチの自転車で尋常ではない細いタイヤの自転車かどうかを見て判断することができると思います。
一応、ありがちな解説をすると…、
■デコボコ道・歩道等の段差・砂利道・山道・舗装されていない悪路…太くクッション性のあるタイヤのマウンテンバイク
■舗装された道路・転がる抵抗を極力抑えた細いタイヤ・スピード重視…高圧の細いタイヤのクロスバイク
こんな区別をすることができます。
サスペンション!?…それ、マウンテンバイク系
マウンテンバイク寄りのクロスバイクもある
何も知らない時期の人は、フロントフォークにサスペンションが付いているクロスバイクを見て、すごく悩む事になると思います。
「高いお金を払うなら、付いてないより付いていた方がいいに決まってる!きっとハイグレードな自転車なんだ!」と。
…と、いうような判断をしていまいがちな自転車初心者・素人なのですが、ここが最初に書いている「どんな目的で走るために高級自転車を買うか」…この部分にも関係してきます。
率直に言うと、サスペンション→デコボコ道を走る時のための装備。つまり、どちらかと言うとマウンテンバイクのような色のついた自転車と考えた方がいいと思います。
良い悪いではなく、違いを考えてみましょう
クロスバイクはロードレーサーバイクとマウンテンバイクの良いところを掛け合わせた自転車。タイヤが細いのにサスが付いている自転車もありますが、よく考えてみると目的的にはなんかヘン。
サスは悪路が目的で、細いタイヤは舗装された道路を走るためのモノ。
スイスイ走りたかったつもりの人が目を奪われるのは、走行指向が中途半端すぎてオススメできません。段差や悪い道に入った時は速度を抑えて道路状況に応じた走り方をしていくだけで、それほど不便に思うことはないと思います。
サスペンションの有無で1キロ程度の重量がプラスされる上、せっかく軽く漕ぎ出せる自転車なのに、そのチカラがサスペンションのクッション性に邪魔をされダイレクトに速度に伝わらず、ほんの少し衝撃を吸収しつつ段差を越えるためだけの装備のために高価なスピード系スポーツ自転車の持ち味が奪われてしまう。
なお、ロードバイクでフロントフォークをサスペンションにしているメーカーはありません。
(シクロクロスはマウンテンバイク以上に競技用の専用車種です)。
走る目的を明確に考えると、区別しやすい
自転車に乗るのは「自分」。
あくまで簡単な解説ということで、クロスバイク初心者ナビでは細かく全てをこだわった解説をしていませんが、クロスバイクって、結構あいまいな分類がされている自転車なのです。
「マウンテンバイク」との見分けが付けられるようになるのは上で述べたタイヤとサスペンションの有無の判断で十分。
自転車経験者の人になると、もっと「ギアの構成がフロント3枚だからマウンテンバイク寄り…」とか、「それはクロスバイクじゃなくてフラットバーロードだ…」とか、 いきなり知識の範囲外の話が飛び出してくるので、まずは初心者ナビでこっそり浅い知識を付けておきましょう。 ( *´艸`)
話をマウンテンバイクとクロスバイクの違いに戻すと、
・マウンテンバイクは悪路を走りやすい方向性のバイク(自転車)
・クロスバイクはレース用自転車とマウンテンバイクのT字ハンドルを掛け合わせた自転車
…という特性を念頭に、自転車に着目していくようになると自然と区別を付けることができるようになると思います。
気軽に乗りやすいT字ハンドルの自転車
ハンドルのカタチはどちらもTの字
競輪選手が乗るようなレーサーのような超前傾姿勢になるロードバイクというジャンルの自転車のハンドルは、下にクルっと曲がっているドロップハンドル。
マウンテンバイクやクロスバイクは、ちょっと敷居の高いロードバイクタイプのハンドルではないフラットバーハンドル。
本格的なスピード系自転車に抵抗感を持つ初心者に、同系統で未知の軽さをモノにできるT字ハンドルのクロスバイクは乗り易い相性の良い自転車タイプです。
クロスバイクが人気があるのも納得ですよね。