クロスバイクタイヤの空気の入れ方
前ページのクロスバイクのタイヤのチューブの特徴から引き続いて、クロスバイクのタイヤチューブであるフレンチバルブへの空気の入れ方を解説します。
新しいチューブを買う機会がある時に、こうしてバルブの長さが違うものがあることに気付くと思います。
このページの自転車&クロスバイク話
クロスバイクのタイヤは仏式バルブ
ホイールに埋まるバルブサイズはダメ
クロスバイクタイヤのバルブの長さに注意
フレンチバルブはある程度長さが必要
バルブの長さはチューブを買い換える時に少し注意したい部分。それはホイールによってはチューブのバルブ部分が短すぎるとエアーの注入ができない場合があるのです。
どの長さがいいのかわからなければ最初はチューブはバルブが長いロングバルブタイプを選んだ方が良いでしょう。
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空気入れの連結部「アダプター」
連結部分の写真を見てみましょう。
アダプターは開閉できるレバーが付いています。左がロックされていない状態で、レバーを引き起こした状態がロックされている状態です。(ポンプによっては逆のものもある。)
非常に圧力の高い状態でポンプを押しこむことになりますので、空気の注入中に注入バルブが吹っ飛んでいかないようにこのような仕組みが備わっているのですね。
それでは実際の空気を入れる手順の解説に移っていきます。
仏式バルブチューブタイヤの空気の入れ方
これだけわかれば怖い物なし
クロスバイクやロードバイクタイヤの空気の入れ方について勉強してみましょう。
バルブをアダプターに挿し込む
行きつくところまで挿し込んでください。
初めはおそるおそるになりますが、そのうち、「空気の入れられる状態」がどこまでなのかを覚えるので、先端を破損しない程度に挿し込んでみましょう。
バルブが短いと刺さらない
なお、このチューブのバルブは「ロングバルブ」のチューブです。
たしか60ミリ(6センチ)のバルブ長でした。
レバーを引き起こして状態をロックする
バルブを差し込んだら、あわてずにレバーを引き起こします。
これにより、引っ張ってもバルブはアダプターから抜けなくなります。
ディープホイールは注意
すでに説明していますが、ホイールによっては写真のエスケープのホイールのように、タイヤのリムが少し深いディープリムホイールというタイプのホイールがあります。
例えば、上のホイールの場合、32mmの長さのバルブはリムからバルブの顔を出させると、少ししか頭を出さない状態になるので、空気入れのアダプターによっては注入不能というケースもあります。
タイヤチューブの購入の際は「バルブの長さ」も確認して購入しましょう。
また、バルブエクステンション(中継ぎパーツ)があれば、ディープホイール+ノーマル・ショート(?)サイズのバルブチューブでも空気を入れることができます。
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バルブエクステンダー
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クロスバイク&ロードバイクの空気入れ
仏式対応のフロアポンプを使う
仏式バルブの空気入れ
フロアポンプを買う時は、写真のようなエアーゲージが付いているものがおすすめ。
同じように空気圧計のついた形でマウンテンバイク用もありますが、高圧まで入れることができないので、間違わないように。
このフロアポンプは『SERFAS(サーファス)』という有名なスポーツ自転車パーツメーカーの「FP-200 SE」というモデルでした。
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クロス&ロードバイク用フロアポンプ
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空気入れのポイント
フロアポンプでお手頃価格で有名なところは以上の3メーカー。
※ 自分で探す人のための参考情報 ⇒ 1 バール (bar) = 100 キロパスカル (kPa) = 100000 Pa(十万パスカル)つまり、最大許容充墳可気圧(kpa)が700(kPa) と記載があれば7バール(bar)までしか入らない…ということです。
1 psi ≒ 6894.76 Pa…100psi は 68kPa であり、7bar 未満の最大充填能力という事 ⇒ 120psi ≒ 8.2bar・160psi ≒ 10.8bar。
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クロスバイクの空気入れ 続き
まっすぐ体重をかけると入れやすい
一人ではシュポシュポ中の写真は撮れないので、シュポシュポしていると想像しつつ読み進めてください。 ( ˘ω˘ )
タイヤに空気を入れる
エアーゲージを見ながらポンピング開始&停止。
一般的に7ps~8psあたりが適量・適圧のスポーツ自転車のタイヤ。
このエアーの許容圧力はタイヤの側面に書かれています。
腰を垂直に落とす感じで
ポンピング。シュポシュポと空気を入れていきます。
こちらの写真のポンプは携帯用のゲージが無いタイプ。
高圧になるほど、手ごたえは硬くなるので、女性は特にしっかりとした高圧ポンプ(ロードバイク用)を購入しておいた方が良いです。
エアーゲージが無いポンプでは、空気量が多すぎるのか少なすぎるのかさっぱりわかりませんので、家用にはゲージ付きのフロアポンプがおすすめ。
さて、空気は入りましたか?
圧縮しながらの高圧空気は入ったかな?
外す時、ちょこっとケガするかも
規定空気圧に達したら、バルブから外すためにレバーを戻します。このまま引っ張ってもロックがかかっているので、アダプターからバルブは抜けません。
タイヤにぶら下がった状態で、まず開いていたレバーを閉じるようにロックを解除しましょう。
ロックのレバーの状態が逆(倒れていればロック状態)のフロアポンプや携帯ハンドポンプもあります。
ロック解除&取り外し
バシュッ!!という大きな音と共にアダプターが外れます。
アダプターを持って、少しずつグリグリと左右に動かしつつバルブから抜ける方向へ引くように力を加えていきましょう。
高圧のエアーが一瞬漏れる大音響と共にアダプターがバルブから外れます。
フレンチバルブの先端を閉じてキャップする
忘れないようにしたいのが「フレンチバルブの先端を回して閉じる」こと。
この状態なら黒いキャップが無くてもエアーは漏れることはないのですが、もしあれば、先端を保護する意味でもキャップをつけておきましょう。
破損すると使えない
バルブの先端が空気の注入口である以上、なんらかの衝撃を受け先端が折れたりすると、高圧の空気はその部分(先端)から一気に抜けてしまいます。
こうして、クロスバイクやロードバイクなど、スポーツ自転車のタイヤの空気入れが完了しました。
クロスバイクの空気入れ終了
空気圧の違いで乗り心地が変わります
エアーはタイヤの限界規定最高圧力近くまで入れて走行すると、地面からゴツゴツと硬い反応が伝わるのですが、漕ぎ出しやスピードに乗っている時などは、気持ちよく加速することができます。
逆に、少し低めの空気圧で走行した時は、地面の小さなデコボコも衝撃を和らげ、やわらかい感触で乗り出すことができます。
以上、多くのクロスバイクで採用されている「フレンチバルブチューブ」(仏式バルブチューブ)タイヤへの空気の入れ方解説でした。(^_-)-☆
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