クロスバイクの700Cタイヤ交換方法
700x28Cサイズがクロスバイクのタイヤの標準サイズ。
タイヤ交換はサイズ変更の他、タイヤが磨耗した場合にも必要になり、自転車パーツメーカー各社からいろいろな特性をもつタイヤが出ています。
まずは、素人・初心者・個人でもできるタイヤの交換方法を覚えてしまいましょう。
このページの自転車&クロスバイク話
クロスバイクのタイヤの履き替え
ロードバイクのタイヤの履き替え
前輪と後輪の外し方は慣れたかな?
タイヤをクロスバイクのフレームから外す
■ 前輪(フロントタイヤ)の着脱方法
■ 後輪(リアタイヤ)の着脱方法
上の2つのページをチェックしてタイヤをクロスバイクから外しましょう。
はい、外れました。 ( ˘ω˘ )
では、さっそく、解説開始。
タイヤの空気を少し抜いておく
まずはタイヤの空気を抜いておいてください。クロスバイクのタイヤのチューブの特徴ページでやり方を解説しています。
ただし、空気はぺったんこになるまで抜かないで、チューブの形状が残るくらいに残しておきましょう。
タイヤレバーを挿し込む
タイヤの空気を抜いたら、タイヤを外す作業に取り掛かります。
通常、タイヤレバーという、プラスチック製の道具を使わないと、空気を抜いたタイヤであっても、リムに隙間なく食い込んだタイヤをホイールから外すことができません。
ある程度履かせっぱなしにしているタイヤの場合は、ゴムが伸びてきているので、手だけでも外すことができるのですが、通常はやはり、タイヤレバーを用います。
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タイヤレバーでホイールからタイヤを外す
クロスバイクのタイヤ外しのコツ
タイヤレバーの使い方
写真のように、タイヤにレバーを挿し込んで、ホイールの外にはみ出させるように使用します。
タイヤレバーを使って作業をする時は、だいたい20センチ間隔の2か所くらいにタイヤレバーを挿し込み、「グリっ」と寝かせてあげると隙間ができます。
そこに3本目のレバーを入れて…なんとか「タイヤをリムからはみ出させる」ようにタイヤと格闘していってください。
■チューブを交換する時…思い切ってタイヤレバーをぶっ挿してOK。
■チューブは使う予定の場合…中のチューブを破いたり、穴を開けたりしないように、タイヤレバーを挿し込む時はチューブをひっかけていないかよく見てグリっっとタイヤをはみ出させて下さい。
タイヤをリム外にはみ出させる
タイヤをリムの外にはみ出させます。
タイヤレバーも買うモノによって、一方がカギのようになっているものがあったり、両端とも平べったいままのモノだったりあります。
ここでは一方が「?」の形になっているタイヤレバーを上手く使い、作業を進めています。 一か所突破口ができれば、そこから地道にタイヤを外していくことができます。
慣れないうちはとても大変な作業ですが、2~3回もやれば完全に習得できます。
以上でタイヤをホイールから外す事ができました。
続いて、タイヤをホイールに履かせる手順を解説していきます。
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タイヤをホイールに履かせる手順
タイヤ交換のメイン作業
とにかく「腰」をやらないように
タイヤ売り場にぶら下がっている目の前のタイヤを見て不思議に思った時があります。『一体どこにタイヤがあるのだろう?』と。
完全素人状態の時、タイヤがこんなにコンパクトに畳まれているなんて、初心者な主人公には考えられなかった模様。 ( *´艸`)
写真のタイヤはミシュランのリチオン系。
安くて長持ちするタイヤ。
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タイヤをホイールに履かせる手順 続き
外側のタイヤのみを交換する解説
今回、外側のタイヤのみを交換するという解説。
新品のタイヤはモノによっては直径が短く感じられ、リムに収めるのが一苦労の場合が多々あります。
裏技としては、一度自分の足に引っ掛けて無理やり手で引っ張り、ゴムを伸ばしておくと多少伸びてくれてホイールに入りやすくなるという場合があるので、もし、汗だくになってもホイールの外側にタイヤをセッティングできない時には試してみてください。
タイヤには「向き」がある
なお、タイヤには方向があります。
大抵はタイヤの溝が「ハ」の字になっているのでタイヤが転がる方向を考え、濡れた路面を走った時に水がタイヤの外側に逃げるようにタイヤパターンを見て判断してセッティングしてください。
タイヤパターンと進行方向
たいていは、↑(上方向)が進行方向なら「ハ」の字の方向パターンが正解です。
確認してからタイヤをはめないと、「あ…やっちゃった…」と外してイチからはめ直すことになってしまいます。
タイヤ(ホイール)にはスプロケットが付いているので、くるっと反転させてもフレームには付けられません。
タイヤを装着する時にしか変更できないのでチェックしましょう。
片方を完全にはめていく
まずはタイヤの片側をホイールのリムに収めていきます。慣れないうちはタイヤを寝かして作業した方がいいでしょう。
外のアスファルトでホイールを傷つけたくない時は、ホイールを立てたまま全ての作業をすることもあります。
タイヤはチューブを挟み込まないようにチューブの状態も気にしながらはめていきます。
チューブを挟み込むと空気入れ時にパンクする
片側をリムの内側にはめることができたらいよいよ逆サイドもはめていくことになります。
チューブを包み込む構造になるので地道に「手」を使ってホイールに載せていってください。
タイヤ交換のキーポイント
この際、チューブがタイヤの内側(内部)に入らずに、キツキツのタイヤの下に挟まれている状態だと、空気を入れた時にチューブがそのまま膨らんでいきなりパンクします。
解説の最初の説明文で空気を残しておくと解説した理由は、ここでチューブが挟まれて下敷きになっていないかチェックしやすいようにとの意味があります。
もし、空気が少なく、ベコベコの状態であったら、ここでもう少し空気を入れておくとよいでしょう。そして、地道に端の方からチューブを包みながら手ではめていきましょう。
はい、ちょっと休憩 ( ˘ω˘ )
タイヤ交換の最後の戦いが今、始まる
タイヤによってはものすごくハメにくい
タイヤ交換の最後の部分。もともと余裕の無いキツキツ状態でハマっているタイヤの…しかも新品タイヤ。最後の最後は「本当に入るのか?」くらいにとても入れにくいタイヤも多いのです。
タイヤを履かせるコツ
コツなのですが、写真のように手の掌(たなごころ)部分で「ガッ」とおもいっきりタイヤを向こう側へ押し込んでやってください。
押し過ぎて逆サイドから外す気か!と言わんばかりにタイヤをつぶしつつ力を持っていくと、ハマってくれます。
あまりにもキツキツで、チューブがタイヤとホイールの間に挟まるスキマすらありませんので、思い切って「クソ握り」をしつつタイヤの向こう側から外す勢いでハメていきましょう。
うん…、『くそ握り』です。 ( ˘ω˘ )
絶対ハマるのでおもいっきり握っちゃってください。
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実は履かせやすいタイヤと履かせにくいタイヤがあります。
700×23Cタイヤ
最速系タイヤで言えば、コンチネンタルのグランプリ系やブリヂストンアンカーのエクステンザ系はワックス系の滑りやすさがあるので、はめやすいのですが、モチモチ系のミシュランのPRO系は何かの罰ゲームのように履かせにくいタイヤ。
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クロスバイクのタイヤ交換終了です
空気を入れる前に再チェックしよう
空気も入れていないのですが、両サイドのリムにタイヤをはめ込むことができれば、タイヤ交換は終わったようなもの。
チューブを噛んでないかな?
空気を入れる前に、一度、左右片方ずつから全周分、タイヤをリムの内側に押し込んでチューブを挟んでいないか確認してください。
パンクさせたらイチからやり直しなので。 (+_+)
押し込む時にゴム同士の摩擦音が伝わってくれば、チューブを噛んでいたということです。挟み具合によっては空気を入れている間にパンクさせていたところです。
この後やらかしてしまうと、その日のうちに乗ることができなくなるので、チューブは余分に買っておきましょう。
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確認が終わったら タイヤに空気を入れて 車体にタイヤを取り付けましょう。
関連作業ページはこちら。
タイヤ交換はクロスバイクの基本作業
自転車整備自体を楽しもう (^_-)-☆
お疲れ様でした。
タイヤの着脱もできるようになりましたね。
これで、細いタイヤへの交換も、旅の途中でのパンク修理も、電車を利用した輪行も「何でも来い」状態です。
どんどん楽しんでいきましょう。