バーエンドバーのクロスバイクへの取付方法
自転車のグリップは時間経過とともに劣化してしまいます。
汗、太陽光、暑さ、寒さ…1年半ほどでクロスバイクのハンドルグリップの表面が溶けたようになって、ベトベトになってしまうのです。
それでは交換しましょうか~。
このページの自転車&クロスバイク話
ハンドルグリップの交換方法
グリップをカッターで切るわけではない
六角棒レンチだけで取り付け
クロスバイクのグリップの探し方
正式には「ハンドルグリップ」で探す
タイトルの通り、早速グリップの交換です。
ひとまず軽くクロスバイクのハンドルグリップを検索してみましょう。
クロスバイク用品かんたん検索
自転車のハンドルグリップ
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
リンク先の検索結果に並んだグリップがバーエンド一体型のグリップ。検索のコツはエルゴン(ERGON)という言葉。エルゴンはパーツのメーカー名でGPと名付けたコンフォートグリップを商品展開しています。
クロスバイクのハンドルグリップを購入
「タイオガ」というメーカーの幅広グリップ
今回のグリップ交換はもともと標準装備されていたエスケープのグリップと同じような物を意識して探してみました。
売り場にたくさん並んでいる物のうち、バーエンドバーのない幅広タイプのグリップをチョイス。「タイオガ(TIOGA)」という自転車パーツメーカーのコンフォートグリップ(アイテム名:「Acentia」)です。
エスケープについていたジャイアントの純正グリップそのものも、スポーツ自転車販売店で売られていました。ジャイアントは通販をしていないので、ネットで純正品は買えません。
今回の交換が1年半使用で劣化したことが発端のため、同じ純正品に入れ替えずに自由にチョイス。
クロスバイクのグリップ交換作業
交換はアーレンキー(六角棒レンチ)のみ
グリップは遅かれ早かれ劣化していくパーツ。交換自体は六角棒レンチだけで簡単にできます。
ベトベトボロボロのグリップ
R2のグリップ自体は何時間握っていても疲れにくい、とても優秀なノーマルグリップなのですが、その柔らかい材質と引き換えに1年も過ぎると表層が剥離して接着面がむき出しになってベトベトになってしまいます。
無水エタノールで拭くことはできる
ベトベトになったゴムは加水分解という化学反応(?)で進行していくもの。実は薬局で売っている無水エタノールを使うとサラサラになるのですが、もう交換します。
経年によりベトベトになるゴムやプラスチック、樹脂製品は家電やカバン、衣類など広く使われていますよね。バイクのメーターの針とか。
これは、太陽の下で乾かしてもベトベト感が消える事は無く、いつ乗ってもベトベトしてしまうようになります。
お気に入りの何かがもしベトついたら、薬局で無水エタノールを買い、ティッシュにでも含ませながらベトつきを拭き取ってみてください。プリントされている文字の塗料は消えてしまいますが、しばらく延命できます。
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
このバーエンドバーは、後付けしたモノ。ノーマル状態では存在していないパーツなので、付いていない方もあわてないでください。
クロスバイクのグリップ交換作業 続き
グリップを外すため、バーエンドを外す
クロスバイク初心者ナビのエスケープのハンドルには主人公さんが取り付けた「バーエンドバー」が取り付けてあります。グリップを交換するにはバーエンドを一度外して交換を進めていきます。
…をチェックしてアーレンキー(六角棒レンチ)でバーエンドバーを締め付けているボルトを緩め、バーエンドバーを外します。
劣化したグリップを外しましょう
エスケープR2の純正グリップは、手前側と正面側の2か所にグリップを抜くための固定ネジがあります。
アーレンキー(六角棒レンチ)を差し入れて左に回し、内部にあるイモネジを緩めることで、グリップの固定がフリーになり、グリップをスポッと抜く事ができるようになります。
六角棒レンチでグリップを外す
ちなみに交換するタイオガのグリップもアーレンキーを使ってイモネジを回して装着するものです。クロスバイクのグリップはカッターで切れ目を入れたり、剥離剤で接着剤を融かしたりする必要はありません。
グリップはロングサイズとショートサイズがある
劣化したグリップを外しましょう
今回取り換えるグリップは「TIOGA」製の「Acentia」というグリップ。
純正グリップと長さを比較
グリップですが、エスケープR2のノーマルグリップと同じようなタイプを試してみる事にしました。
実店舗で見かけた1512円のタイオガのグリップ。サイズは135mm。
一般的にショートタイプはグリップシフター向け、ロングタイプはトリガーシフター向け。その他に平たい部分の幅がSやLなどあるようです。また、ハンドルの一方にだけシフターがある場合用に片方がロングで片方がショートの組み合わせもあります。
グリップを差し込み、位置&角度調整
あらかじめ新しいグリップのイモネジをアーレンキーで緩めておくと、ハンドルバーに挿し込みやすいと思います。
ハンドルバーにはイモネジで止められていた部分の傷が錆びとなって取り付け位置が逆に目安になっていました。
ハンドルバーにグリップを挿し込む
バーエンドバーを取り付けている人は、再度取り付ける必要があるので、グリップを締め付けて固定する前に、一度バーエンドバーもハンドルバーに挿し込んで、固定位置を微調整しておきましょう。
シフターの位置を調整・固定する
ちょっと緩めて詰めていくのがおすすめ
交換前のグリップと交換する新しいグリップは長さが違うため、シフターも位置をずらさないといけないようです。
シフターとブレーキレバーは一体化している(タイプな)ので、握り具合が急変しないように、一気に全部緩めないで少しずつずらすように作業を進めていくことにしました。
位置と角度が良ければ固定しましょう
グリップにはショートサイズとロングサイズなどのサイズ違いの商品展開がされている場合があります。
ハンドルグリップは作業写真のように、ハンドルバーに貫かれて装着するモノで、グリップが長いものであればブレーキレバーを含むシフターが中央に寄せ集められることになります。
操作性にも影響するので、購入時にロングタイプかショートタイプか、事前に良くイメージしておきましょう。
バーエンドバーを付ける人は再装着
アーレンキー(六角棒レンチ)を使い、仮固定していたシフターと新しく取り付けたグリップをしっかり締めます。走行中にコレを握って運転するので、抜けたりブレーキレバーがいきなりお辞儀をして手元に無かったりすることの無いように固定しましょう。
バーエンドバーを再装備
バーエンドバーもアーレンキーで締め付けて再装着。
平らな部分があるコンフォートグリップとバーエンドバーの角度で握り具合が大分変わるので走行しながら何度か微調整を繰り返すことになるでしょう。
バーエンドバーの無い人は、同梱されていたエンドキャップを付けて交換終了です。
クロスバイクのグリップ交換完了
グリップ交換後の感想
以上でクロスバイクのハンドルグリップの交換作業が終わりました。ベトベトグリップを新しいグリップに交換した主人公さん、満足な結果が得られたのでしょうか?
新しいグリップの感想は!?
交換前のベトついていたクロスバイクのグリップはとても不快なものでした。
正直、手を触れるだけでベトベトが手に移り、行く先々で石鹸で手を洗うことになるため、乗る事さえイヤになるくらいのベトベト感でしたっけ。
1500円のタイオガグリップを見かけ、エルゴグリップではなく、さくっと取り付けてみました♪
久しぶりにべとつかないグリップで走り出し、乗る事約10分。
…このグリップ…ちょっと手が痛い…。。。(泣)
衝撃を吸収し、スリップ防止をするべく付けられたグリップ面の凹凸が、上半身の重みを支える腕の根元…つまり手のひらに圧迫され、エスケープグリップでは感じた事の無い、じわじわくる手のひらの痛み。
…あぁ…エルゴングリップにしておけばよかった。
※個人の使用感です。(通販番組のようですが^^;)
これから交換を考えている方がいれば、やっぱり最初からいい物を購入することをおすすめします。
クロスバイク用品かんたん検索
エルゴングリップ
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
グリップの絞り込みのポイントはハンドルグリップと自転車 グリップの言葉での検索。
単にグリップだけだとバイク用が混ざる場合があるので、「自転車 グリップ」で商品を把握したら「ハンドルグリップ」で他のデザインや色が無いかを確かめていくと良いです。
「エルゴン コンフォートグリップ」はバーエンドバー一体型の幅広グリップ。検索をして気付くと思いますが、廉価な類似品もいくつか出ています。
改良・改善は自分のために前向きに
自転車整備自体を楽しもう (^_-)-☆
乗りたくなくなってしまう環境を自分で回避・改善しないとね。
バーエンドバーやグリップは時々換えてあげるといいですよ。
クロスバイクをどんどん楽しんでいきましょう。