クロスバイクのサドル調整と交換方法
サドルとは自転車のイスの事。
サドルは位置や形が少し違うだけで、走行に大きな影響・悪影響が出る重要なパーツです。
全体的にスポっと抜いて終わりであるママチャリのサドルとは異なるクロスバイクのサドルについて、可動部分を中心に写真解説します。
このページの自転車&クロスバイク話
クロスバイクのサドル話
お尻が痛い時に自分で調整
高さと角度と幅の変更方法
クロスバイクのサドルの調整方法と交換方法
取り外せる箇所が2ヶ所あるクロスバイクサドル
ママチャリとは違うスポーツ自転車は、持ち主以外が触ると盗難の疑いが高いのでじっくり触る機会はほとんどありません。
このページではクロスバイクのサドルの一例を写真で紹介・解説します。
クロスバイクのモデルはある年のジャイアントのエスケープR2というグレード。現行モデルはRXシリーズですね。
初めからネタを明かせばR3とR2以上のグレードの違いでサドル自体が違う(※注:購入年度モデル)ので、自分のクロスバイクのサドルと仕様が違う場合は「サドルやシートポストはいろいろある」と考えてみてください。
ではでは、他人のクロスバイクのサドルいじりの様子を見ていきましょう。
クロスバイクとロードバイクのサドル
シートポストごとスポッと外せる
とりあえず、基本中の基本ですが、クロスバイクのイスもママチャリのようにシートポストごとスポッと外せます。
実は盗難に遭ったのでこの写真は二代目のサドル&シートポスト(ESCAPE R3モノ)です。
…しかし、ノーガードだった「わたし」も無防備過ぎだったのかも。盗まれて困るものはすぐに持って行かれないような防衛策を講じた方が良いです。
シートポストもサドルも思いの外高いので、ワイヤー系でロックしておいた方が嫌な思いをせずに過ごしていけます。
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盗難防止ワイヤー
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クイックリリースのシートポストクランプを不便なノーマルクランプに変えるか、ワイヤーで車体フレームとサドルをくくっておくかしてあるだけで、盗まれる確率はグッと下がります。
シート(サドル)の高さ調整方法
そんなわけで、ママチャリと同じようにまずシートの高さが簡単に変更・調整できます。
サドルの下の部分のポール(棒)をシートポストと呼びます。
そのシートポストに取り付けられている赤いもの…後付けしたテールライト(尾灯)。テールライト[キャットアイ]の取付方法も参考にしてみましょう。
シートポストが刺さっているフレームの部分にレバーが付いています。
写真のこれはシートクランプという名称のパーツで、調整や着脱しやすいようにクイックリリースタイプのシートクランプです。
このレバーを引き起こすことによって、シートポスト=サドルの固定が解除され、シートを上下(高低)させることができます。
シート(サドル)の高さ調整
GIANTエスケープR2のこのシートクランプ、小さなダイヤルがついています。
こちらのダイヤルは+(プラス)と-(マイナス)の刻みがあり、レバーを引き起こした状態であらかじめダイヤルを回しておくと、レバーを倒し込んだ時の締まり具合が変わります。
ダイヤルを緩めにしておくと、サドルの腰をかけて走行している時にいつの間にかシートが下がってきてしまいますので、レバーを倒した時にギリギリの硬さに来るように調整してしまいましょう。
シートクランプを交換したい時は、自分のクロスバイク(ロードバイク)の仕様スペックを確認するとサイズが書いてある場合があります。
ちなみに初心者ナビの黄緑クロスバイクは「Aluminum 31.8 QR」と公式サイトのスペックに記載されていました。
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シートクランプ
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クロスバイクのサドルの可動と調整
分離可能なサドル=イス・シート
サドルの…というか、シートポストのてっぺんに当たるのですが、この位置のアップが右側のシート下の拡大写真。
左の写真のように六角棒レンチで六角ボルトを緩めると、右写真のような構造になっているサドルのかみ合わせが緩み、サドルが可動状態になるのです。
サドルは前後にスライド固定できる
構造上、噛み合わせが緩んだ時にシートを前後にスライドできることが分かると思います。
こうしてフレームに対してイスを前方に寄せるように固定する事や後方にセッティングする事ができるので、座った時のお尻の当たる位置も少し変えられることがわかりますね。
それがわかったところで、今度は下の写真を見てください。
サドルを上向き・下向きに調整
クロスバイクやロードバイクのイス(サドル)は、ママチャリのようにシートポストとサドルが一体化しているサドルではないので、いろいろ何でもアリ状態で調整することができます。
クロスバイクやロードバイクはお尻とサドルの接地面がごくわずかで常に前傾姿勢のため、骨盤の先端の骨が当たり続け、そこに挟まれたお肉が痛くて痛くて降車せざるを得ない状況がままあります。
特にスピード系の細いサドルではそうなりやすいのです。
サドルを交換する前にまずはサドルをいじってお尻が痛くならないポジションを探してみると良いでしょう。
水平にしたサドル
自分がクロスバイクに乗りやすくするためのサドル調整なので、水平の美しさにこだわる必要はありませんが…自分の座りやすいポジションを研究しましょう。
ただ、地面に足が付かない高さは、車道を走る自転車なので危ないので避けましょう。
クロスバイクのサドルの交換方法
サドルは取り外すことができます
クロスバイクのサドルは通常、お尻に不具合を感じなければ買える必要はありませんが、もしクロスバイクのサドルを交換する時は、このページで紹介したサドルの調整の時に緩めたボルトを緩め、シートポストからサドルを外すことで交換が可能。
サドルは下の写真のようにシートポストの上の部分なんですね。
写真のように取り外すことができるので、ママチャリサドルのように棒とシートが一体になっていない頭部分だけのスポーツ自転車のサドルを見かけて疑問に思っていた人は覚えておきましょう。
交換はサドルを外した後、同じように取り付ければOKです。
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スポーツサドル
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レースの無いクロスバイクでサドルの交換を必要に感じる時は「お尻の痛み」が強い時。上記の「GEL系」というキーワードは、内部にジェルが使われているプニプニサドルをヒットさせるための言葉です。
詳しくは■お尻が痛い!ジェル入りサドルカバーを買ってみたページも参考にしてみてください。
「お尻の痛み」は“慣れるまで頑張る”という類のものではありません。
早めに解決策を探った方が良いですよ。 (;・∀・)
クロスバイクのサドルは自衛措置を推奨
ワイヤーロックでサドルの盗難防止
クロスバイクのサドルの調整方法&交換手順の解説でした。
シートクランプはクイックリリースの場合が多いので、街ではともかく、自宅の駐輪場で夜間に盗まれてしまうケースが多々あるでしょう。
千円のワイヤーロックだけでも通しておくことをおすすめします。
定番パーツや消耗品は何年待ってもほとんど価格は変わりません。
普段利用する使いやすいネットショップや、価格や送料など比較・検討して、早い時期から思い切って導入し、その後の乗り心地の良い状態を長く楽しんでいく方が、考えて悩んで買わない時間より有意義なクロスバイク生活になりますよ~。
改良・改善は自分のために前向きに
自転車整備自体を楽しもう (^_-)-☆
乗りたくなくなってしまう環境を自分で回避・改善しないとね。
クロスバイクをどんどん楽しんでいきましょう。