乗車姿勢の改善!ステムを換えてみよう!
クロスバイクのサドルに座り、ハンドルに手を置くとさほど前傾姿勢を取らなくても良いような気がしていた主人公さん。
フレームのサイズ、身体に対して小さかったんじゃないのかな?
お店の人に「コレがちょうどいいサイズです」と言われるがままに購入した自転車ですが、それを改善するにはどうしたらいいのでしょう?
このページの自転車&クロスバイク話
ステム=ハンドルまでの距離の棒
乗車姿勢と走行特性の変更
マイ自転車のステムを把握する
店員さんの勧めたサイズ…それは仕方ない。
手元が近い気がした「不満」へのスタート
どうも乗っていて疲れる気がする…。
一生懸命漕ぐのだけど、その力はあまり効率よく速度に結びついていない気がしていました。
ある程度、車体慣れした人でないと乗車ポジションが適正かどうかはわからないのが当たり前なのですが、どうやらSサイズフレームのエスケープR2、身長170センチの主人公さんには少し小さかったようです。
まあ、足の長さなのでしょうが… (;・∀・)
返品の効かない高価な自転車。けっこう気にして悩む毎日が始まったのです。
クロスバイクのフレームサイズが小さいとどうなるもの?
手の引き寄せは大きな補助エンジンだった
これは後から自然に気がついたことなのですが、“自転車”って実は“手漕ぎボート”に似ているんです。
手で漕ぐ(オールの)ところが足(ペダル)になっていて、足で踏ん張ってオールを引き寄せるっていう知らない間に働いている見えない力ってのがあるのですね。
自転車のフレームサイズが身体の最適ポジションより小さかった場合、深い前傾姿勢をとらなくても漕ぐことはできます。
しかし、この状態はボートで言うと、深く遠くの場所にオールを落として大きな推進力に変えているような効率の良い乗り方ではなく、すぐ近くの水面にオールを入れて手の力だけでちょこちょこオールを回している状態に近いのです。
もし、遠くにオールを沈めて足で踏ん張り、思い切り引き寄せるような手漕ぎボートのような漕ぎ方ができる状態でポジションが決まっていれば、深い部分のハンドルをつかみ、引き寄せる動作がペダリングの大きな補助力となります。
でも、浅ければ自転車を足だけで漕いでいるようになってしまい、小さなサイズの自転車では速度や航行力に大変大きな違いが生じてしまうのでした。
「どうも乗っていて疲れる気がする」のは気のせいではなさそうです。
…さて、どうしましょう。
ハンドルの位置をもっと遠くに、もう少し下にあったらいいのに…。主人公さん、とってもブルーです。
やってみましょうステム交換!
フレームとハンドルをつなぐ継ぎ手=それがステム
不満に思えば思うほど悲しくなってくるクロスバイクのフレームサイズの不満。買ったばかりなので、今のうちに売却をして同じ車体を買うことすら考え出したりもしてしまうくらい気になる…。
しかし、調べた結果、、「ステム」という聞き慣れないパーツの名前にその解決策が秘められているという。エスケープR2のフレームサイズSサイズのステムは長さが9センチ。
この位置から2~3センチハンドルが遠くなったら乗り心地はどう変わるのだろう?
中古として車体を売るより、まずは4~5千円くらいでこの不満が和らぐのだったら、ちょっと腑に落ちない部分はあるのだけどやるだけの価値はあるはずだ。
まずはやってみよう!
不満の無いクロスバイクにしてやる
自分のクロスバイクのステム長を知り、取り付け可能なステムを探す
主人公さんの場合、「もしかしたら、この自転車のフレームサイズ、自分には少し小さかったんじゃないのかな?」というケースです。
それを改善する方法として辿りついた答えは、「長いステムに交換して車体の長さを長くし、ハンドルの位置を遠くさせる」というもの。
「ステム」はハンドルとフレームをつなぐ金属パーツ。これを長いステムや角度の違うステムに取り換えれば、ハンドルの位置を違う位置に変えることができるのです。
クロスバイク用品かんたん検索
可変ステム(25.4mm径)
可変ステム(31.8mm径)
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
…でも、上のリンクから出てくる結果の通り、多くの種類やサイズがあるうえ、サイズ表記自体が謎の数字のため、ある程度自分がステムの事を理解しておかなければ、選ぶ以前に挫折します。
自分の自転車を最適化するため、コツコツ情報整理しながら勉強してみました。
ステム探しで必要なサイズ
ステムについて細かく調べまくった脳内行程
購入年度のエスケープR2 のスペックを確認すると、Aluminum 25.4 90mm(XXS,XS,S),110mm(M)…となっていました。
この数値は「ハンドルバー」&「ハンドルステム」のサイズで、ステムを買う時としては「ハンドルクランプ径:25.4mm」のステムが適合します。でも、これはハンドル側にかませる穴のサイズ。
もうひとつ知る必要があるのが、フレーム側にかませる穴である「コラムクランプ」の径で、そちらの「コラムクランプ径」のサイズはオーバーサイズ…1-1/8インチ(28.6mm)が主流になっている模様です。
サイズは1インチ(25.4mm)と1-1/8インチ(28.6mm)があり、 1-1/8インチの規格は一般に「オーバーサイズ」と呼ばれています。
主人公さんの場合、身長170センチの身体ですが、なぜかフレームサイズはSサイズのエスケープ(短足でもないのですが…)で、ノーマル状態のステムの長さは90mmというサイズが取り付けられていたと言うことがわかりました。
ひとまず現状は9cmのステムで乗っていたということ。
現物が目の前にあってもどこからどこまでの長さを測ればいいのか、それがわからないので、メーカーの車体スペックで確認するんです。
その後、いろいろ情報を集めてみたところ、マイクロスバイクの適合ステムサイズは「ハンドルクランプ径:25.4mm」で、「(コラムクランプ径は)オーバーサイズ(1-1/8インチ)」という事も辿りつき、それからようやくステム検索を開始することができるようになりました。
もう一度まとめてみると、
「ノーマルサイズで、ハンドルクランプ径が○○mmのステム」
「オーバーサイズで、ハンドルクランプ径が○○mmのステム」
ステムを探す時のキーワードはそんな感じみたいです。
正直、自転車屋さんかメーカーさんに聞けば、答えをくれると思いますので、必要がある人は上のような要領で自分の自転車に必要なサイズを聞いてみてください。
(年度で仕様が違うので年式を聞かれるはず。みんなカタログスペックを見て答えますので。)
自分のコトで他人の手を煩わせたくない人は、以上の流れで自分で確認し、ステム探しを始めると良いです。
※ 自分で探す人のための参考情報
ふたつの円形がある=長さと角度だけではなく噛み合わせのサイズが2か所あるので調べる。
「ハンドル(クランプ)径」はハンドル側の噛み合わせ、「コラム経」は車体フレーム側の噛み合わせの経のサイズ。
1インチが(25.4mm)、オーバーサイズと呼ばれるサイズが1-1/8インチ(28.6mm)です。
ではでは、商品検索開始へ…という流れ
ようやく始まる本気の商品探し
ひとまず、9センチ以上のステムを検討&検索しはじめました。
そして、ステムの中でも角度調整の効く「可変ステム」タイプというステムの存在を知り、9センチだったステムの長さを+3センチとみつくろい、11センチのステムをチョイス!
クロスバイク用品かんたん検索
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
素人ながらにアーレンキー(六角棒レンチ)を使い、勇気を出して出荷以来外されたことの無かったクロスバイクのハンドルを解体していくのでした。
交換の方法解説・様子についてはステムの交換方法&角度調整方法のページで解説しています。
コレ、自転車素人の車体購入後ほんの1か月くらいの時のお話です。
その後の乗り心地の変化についての感想はステムの種類・選び方・感想編をどうぞ。
クロスバイクと外出を楽しもう
有る=1時間くらいどこかへお出掛け
サイクリングや通勤に使える物を1~2ヵ月に千円~5千円、何かを買ってもいいんじゃない?
あれこれ考えてみるのもいいのではないでしょうか? (*''▽'')