前傾姿勢・ギアチェンジ・お尻の痛み…クロスバイクに慣れるまでの道のり
前後のページでいろいろ話は進んでいるのですが、ここらへんでクロスバイク購入~1週間くらいの間に考えたり気が付いたことについて書き残しておきましょう。
今ベテランの人でも、必ず右も左もわからずに「どんな感じなんだろう??」という初心者向けに関連情報をおまとめ進行していきます。
このページの自転車&クロスバイク話
これから買う人・買いたての人向け
乗れるかな?・これでいい?時期の人
筋肉痛やお尻の痛みに不安を感じる人
クロスバイクって乗るのが難しい?
「慣れ」は必要だけど、素人でも乗れる乗れる
クロスバイクがようやく自分の物になったその日、未知のスポーツ自転車の性能とやらを体感するために走り出した初心者ナビの主人公です。
細いタイヤのクロスバイクの感触は新鮮で、少しスピードに乗ってくるとどこまでも速度が落ちずに転がり続ける700Cのタイヤにびっくり。
こりゃ、速いわけだ!…そして、少し漕げばどこまでも進むため、どこまででも走って行けそうな気がする!
最初に気付いたのは「惰性での速度低下が少ないことへの驚き」でした。
クロスバイクの細いタイヤを見て「自分に乗れるかな?パンクとかしないのかな?」と思っている方は、心配無用です。
第1章のクロスバイクのタイヤの幅でどう違う?にもありますが、多くの入門クロスバイクのノーマルタイヤの28Cタイヤは頑丈で、マウンテンバイクのように段差を飛び越えて着地するような乗り方をしなければ、低くなった歩道の始まりを普通に乗り越えるようなママチャリと似た走り方をしてもパンクはしません。
つまりは普通に乗れます。
ただ、今まで指で力いっぱい押すとへこむような低い空気圧のタイヤでママチャリを走らせていたと思いますが、クロスバイクの硬いタイヤだと、路面のデコボコはタイヤが柔軟に変化して意識しなくても乗り越えるようなタイヤではありません。
しっかりと角度を付けて段差に進入しなければ、ハンドルを取られてしまうのがママチャリとは違うところ。
ジャンボジェットの太いタイヤで1センチの高さの段差は、無いに等しく乗り上げることができる(←ママチャリタイヤ)のに対し、硬い電車の車輪では1センチの段差は直角に突っ込まなければ、段差に沿って進むだけで乗り越えることができない(←クロスバイクの細いタイヤ)。
そんなイメージを想像していただけると未体験の方も少しイメージすることができるのではないでしょうか。
「慣れ」というのは、同じ「自転車」だけれども、ママチャリと同じ感覚ではなく、「違う乗り物」に乗ることを認識していれば、簡単に転んだりはしないので、初めてクロスバイクに乗った日、過度な心配は不要だと感じました。
狙った段にギアチェンジできるようになるには
24段変速・両手にギア…慣れるには少し時間がかかります
ジャイアント・エスケープR2(トリガーシフター)を例にとっています。
初めての多段階ギアの自転車。そのギアチェンジも未経験だと何が何だかわからないでしょう。
下手な説明ですが、少し解説します。
ハンドルには拳銃の引き金のような形のトリガーと、親指で押し込むようなシフターがブレーキレバーの他についています。
左手側は自転車のペダルにあるフロントの歯車(スプロケット)に割り当てられ、右手側は後輪にあるリアスプロケット(歯車)の変速を司っています。
エスケープR2の場合、フロント側には3枚のスプロケット、リア側には8枚のスプロケット。3段×8段の歯車の組み合わせにより、合計24段階のギアの設定ができるということになるわけです。
左側のシフター(3段階)は人差し指の引き金のようなトリガーを引くとペダルに直結しているフロントの歯車(ギア)を一段軽いギアへ変速させます。左手親指で押し込むようにシフトチェンジをすると逆に一段重い高速ギアに変えることができます。
右側のシフター(8段階)は、逆に人差し指でトリガーを引くとリアのギアが一段重いギアへ変速し、右手親指のシフターを押し込むと一段(数段)軽い低速ギアへと変速します。
右手と左手の変速操作が逆になっているので、「高速ギアにしたい・軽いギアにしたい」と狙ったギアに変えようとする時は、頭で考えなくてもできるように身体(指)で覚える程度の乗車時間(2~3日)が必要になると思います。
変速はペダル(チェーン)が歯車を回っている時にしか噛み合わないので、常に漕ぎながらではないとできません。初日の走行は周囲の状況に注意しながら練習走行をしましょう。
前傾の乗車姿勢に慣れる
ママチャリとは異なる乗車姿勢
「素人なのにスポーツ自転車に乗っている」という気恥ずかしい意識も感じると思います。なにしろ、前傾姿勢は「本格的な乗車姿勢」と強く意識する部分です。
最初だけは戸惑うはず。ママチャリでは背筋をまっすぐで筋トレの「空気イス」のような体勢で進んでいたのに、クロスバイクでは一番前に来るのが「頭」みたいなもの。前傾姿勢ですから。
でも練習です。乗車姿勢に慣れ、スイスイと走れるようになると自然に気恥ずかしい意識も薄れていくので、気にせず練習走行していくと良いです。
カゴのないクロスバイクでは身の回り品を背負って移動する事になるので、そのうちサイクリング時に持ち歩くバッグも気になってきます。
座った感覚・お尻の痛み
細いサドル(椅子)に違和感
お尻が痛い1 ジェルサドルカバーのページで明らかにしているのですが、やはりママチャリとは違う細くて硬いサドルに悩まされてしまうかもしれません。
サドルの形状の影響が大きいのですが、慣れない前傾乗車姿勢や、サドルの高さ、サドルの角度など、いろいろな原因や解消方法があると思います。
パットの入ったレーサーパンツやエアーやジェルなどのソフトな素材のカバーやサドルもたくさん開発・販売されていることから、お尻の痛みに悩まされているサイクリストも多いようです。
クロスバイク用品かんたん検索
お尻の痛み対策サドルカバー
<アマゾンで検索した場合>
<楽天市場で検索した場合>
いずれ、お尻の痛みへの対策を講じる必要がある人もいると思いますが、そのような対応策もありますので、初日の痛みでクロスバイクに乗るのが嫌にならないよう覚えておきましょう。
お尻の痛みへの対策策の一例として、サドル位置の変更はクロスバイクのサドル調整と交換方法ページへ、サドル選びのコツはお尻が痛い2 サドルとお尻の秘密のページへ。
数日~数週間は足がパンパンに!
筋肉痛がぁ~ ( *´艸`)
効率的な漕ぎ方を知らない初心者。未知の速度を味わうべく、 重い高速ギアでペダルを踏み込む踏み込む。
普段の運動不足も手伝ってか、当然筋肉痛に悩まされてしまうのは誰もが通ってきた道です。 ( *´艸`)
普段使ったことの無い部分の筋肉を使うことになるので、恥ずかしいことではありません。
乗れば乗るほど身体は慣れ、必要な部分の筋肉…特に膝のすぐ上の部分の筋肉は発達し、1ヵ月後には何キロ走っても筋肉痛にはならない脚ができあがります。
ダイエットや健康促進のためにクロスバイクを購入する方も多いでしょう。
初めのうちは必要な筋肉が身体に付きはじめるため、体重は増加しますが、その後は身体が締まってくるようになるので、安心してください。
クロスバイクは特にガシガシと漕ぐ必要はなく、競輪選手のように丸太のような脚になることはありませんので、女性も安心してクロスバイクで健康なカラダを目指しちゃいましょう。
クロスバイクと外出を楽しもう
有る=1時間くらいどこかへお出掛け
サイクリングや通勤に使える物を1~2ヵ月に千円~5千円、何かを買ってもいいんじゃない?
あれこれ考えてみるのもいいのではないでしょうか? (*''▽'')